UDSの中国現地法人、誉都思（ユードゥースー）では北京オフィスと上海オフィスとで連携を取りながらそれぞれのプロジェクトに取り組んでいますが、10月18日に上海チーム初の運営拠点となるカフェ＆ショップがオープンしました。
今回オープンしたのは「AO cafe and shop」（アオ カフェアンドショップ）。10月に引っ越した新しい上海オフィスに併設したお店です。
中国、特に上海では、まちの大規模開発が一段落して、リノベーションを中心にまちの質をあげていこうという考え方が多くみられるようになってきています。「上海のまちの更新」、中国語では「城市更新」と言われます。この点はまさにUDSの持つノウハウを生かして貢献できる部分で、クライアントさんと一緒に様々なプロジェクトに取り組んできています。
そうした中で、「自分たちがいいな、と思うスタイルを運営の場を通して伝えていくことで、自分たちらしさや強みを表現しながら、『上海のまちの更新』にも貢献していくことができるんじゃないか」そんな想いがあって、オフィスに店舗を併設して運営することを以前から模索していました。
そんな時に以前のオフィスの更新の関係で新しいオフィスを探さなくてはいけなくなりまして、探していた時に今回の物件に出会いました。オーナーさんの理解とサポートも得ることができ、長年温めていた企画をようやく実現することができました。（誉都思 上海 董事 方 宏康）
という背景のもと、新しいオフィスと合わせて企画、内装設計を行ってオープンしたのが「AO cafe and shop」です。サービスアパートメントのビルの1F部分の半分が誉都思上海オフィス、もう半分が「AO cafe and shop」という形になっています。
手前がオフィス、奥がカフェです
お店があるのは上海でも昔から日本人が多く住む「古北」というエリアに程近い「娄山关路」駅から徒歩8分の場所。住宅地で、近くには昔ながらの麺屋さんや野菜市場があるとてもローカルな場所です。周りに住むおじいさんおばあさん達は突然現れたカフェに興味津々で、いつの間にか人が入ってきて声を掛けられたりしているそう。そんな、上海らしい温かさやローカル感を感じられる立地です。
「AO」は「Art Of...」の頭文字からきています。いつもの暮らしに隠れる小さな美しさ（Art）に気づき、それを楽しむきっかけを与えられるような食事や商品を提供したい。そんな想いをこめています。また、 上海チームとして初チャレンジの運営拠点なので、裏庭のプールや草花のように青いフレッシュさで日々小さな挑戦を重ねる場に、という想いも重ねています。
店名の通りお店はカフェとショップで構成されています。裏庭には小さなプールと、ハーブ類を育てる庭があり、カフェではこの庭で育てる自家製ハーブやスパイスをアクセントに地産の野菜や果物をふんだんに使っています。
上海の一般的なカフェは、西洋寄りのメニューを提供するカフェが多いのですが、AO cafe and shopではカレーや鯖サンドなど、日本的な要素もエッセンスとして取り入れて、周辺に住んでいる方々に気軽に通っていただけるメニューを揃えました。
ショップのコンセプトは「花のある暮らし」。フラワーショップを中心に、カフェでも使っている上海在住作家による食器など、何気ない生活に潜む小さな美しさを楽しむことのできる商品をセレクトして販売しています。
店内にはPOPUPスペースもあります。今後日中若手アーティストの作品展示・販売や日本各地の物産のPOP UPも検討していて、この場所から日本の文化を中国へまた中国の文化を日本に伝えていく、両国の架け橋となる場になれればと考えています。
おかげさまで10月18日のオープン当日は予想を上回る客足で超満員！座席もスタッフも足りないほどでした。
これから、永く地域のみなさんに愛される「まちのリビング」になれるよう、新たなチャレンジをしていきます。
上海にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。スタッフ一同、お待ちしています。
【AO cafe and shop】（AO青活餐吧）
中国上海市长宁区玉屏南路697号1F
営業時間：火-木：10-19時、金-日：10時-22時
定休日：月曜
Wechat公式：AO青活餐吧
Instagram: @ao_cafe_shop
大众点评（中国版ぐるなび）：http://www.dianping.com/shop/1455323735
