6月に行われたハーリー大会にはHOTEL LOCUSとthe rescapeの2チームに分かれて参加!

ブログ 2019.12.27 【沖縄ラプソディVol.14】国際色豊かなメンバーが活躍するthe rescapeを紹介します

はいさーい!季節は冬真っただ中ですが、最近の沖縄は20℃を超える日が続き、暖かいお正月を迎えることができそうです。

2019年、おかげさまで沖縄UDSでは3月にみやこ下地島空港ターミナル内の飲食施設、5月に宮古島の東海岸エリアにthe rescapeを開業させていただくことができました。地域の皆さまや関係者の皆さまには、多くのご支援やご協力をいただき、心より感謝いたします。誠にありがとうございました。

今年5月に開業したthe rescapeでは、イギリスやフランス、ベトナム、宮古島、関西など様々な国や地方からスタッフが集まり、力を合わせてお客様をお迎えしています。今回の沖縄ラプソディでは、そんな国際色豊かなメンバーの中から宿泊チームで働くソニア ルイーズ フリエルさんをピックアップしてご紹介します。

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自分の可能性を信じヨーロッパから日本へ

イギリスで生まれ育ったソニアさん。大学や大学院では文学や美術史を専攻し、乗馬やダンス、コンピュータープログラミングなど、興味を持ったことにはとことん挑戦する性格。

社会人になってからは、広告代理店やアプリ開発の会社、チェコのアニメーション研究所の講師など、自分の知識や感性を活かせる仕事で経験を積み上げてきました。その後、さらに自身の可能性を広げるため、旧・大和證券株式会社が日本とイギリスの相互理解を促進することを目的とした「大和日英基金」の文化奨学生というチャンスを手に、活動の場を日本に移すことを決意しました。

来日後は東京の美術館で働き、国際的な映像祭のアシスタントプロデューサーとしてイベント企画や運営だけでなく、各国のアーティストたちの通訳や滞在サポート役としても活躍し、忙しくも充実した日々を過ごしていました。

自分自身と向き合う中で出会った宮古島と沖縄UDS

そんな生活の中、もっと自然を感じられる環境で暮らしたいという想いが強くなり、バックパック一つで屋久島や別府、長崎の小値賀島(おぢかじま)など様々な土地を巡り、ホステルやゲストハウスに住み込みで働き、昨年10月に初めて宮古島を訪れ時に美しい宮古ブルーの海に魅了されここで暮らすことを決意。

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沖縄UDSが運営する、HOTEL LOCUSの近くに住んでいたソニアさんは、地元の方から「LOCUSはとてもいいホテルだよ!」という話を耳にして、沖縄UDSへ応募。

沖縄UDS代表の岡﨑さんとの面接の時、ホテルに宿泊するお客様だけでなく、島の人や自然対しても真剣に考え、取り組んでいるという話しに共感し、この会社で働きたいという想いがとても強くなりました。

国や文化の違いも尊重し高め合うチーム

ソニアさんが入社したのは、the rescapeが開業する約1ヵ月前。ホテル内では開業に向けた最終チェックや準備が進んでおり、目が回るような忙しさでしたが、とても充実した日々だったと笑顔で話します。

入社後はチェックインなどのフロント業務だけでなく、客室の清掃やレストランサービスなど、ホテルに関わる様々な業務を学びました。これまで経験してきたゲストハウスとの規模の違いに驚く事もありましたが、the rescapeではお客様や島の方々に喜んでいただくために何ができるか?をチームみんなで考える雰囲気があり、みんなで意見を出し合いながら決めていく風土がありました。また、困ったり悩んでいる時は、すぐに誰かが手を差し伸べてくれ、とてもチームワークの良さを感じています。

自分の好きな事や得意な事を仕事に活かす

これまでクリエイティブな分野でも活動されてきたソニアさんはホテルのサービス以外にも、お客様自身でお好きなハーブを調合して作るカスタムバスソルトコーナーやホテル内ショップの企画も担当しています。

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これまでクリエイティブな仕事で培ってきた経験を活かし、且つ、お客様にも喜んでいただける現在の仕事にとてもやりがいを感じています。

ホテルショップには、ホテルのオリジナルアイテムも数多く並び、それらを手がけてきたUDSのプロダクトブランドsu+(スプラス)のメンバーとも定期的にミーティングを行っています。打合せでは、日々現場でいただくお客さまの声や私が宮古島や沖縄で見つけたアイテムを共有し、the rescapeの世界観とマッチするか?を議論しながら販売する商品やその見せ方を決めています。

元々、アートや陶芸が好きなソニアさんは、休日も沖縄本島の読谷村にある「やちむんの里」に足を運び、そこで陶芸体験をしたり、職人さんとの交流を楽しんだりしているそうです。そして、今月からthe rescapeのショップでは、ソニアさんがやちむんの里から厳選した陶器の販売がスタートします。

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the rescapeにご宿泊されるお客様は、沖縄の工芸品に興味を持たれる方も多く、以前から陶芸品はとても人気がありました。お客様にもっと沖縄の陶芸の魅力を伝えたいと思い、職人さんから技法やその作品に込めた想いを聞きながらセレクトさせていただきました。

the rescapeでは細かく決められたマニュアルがなく、メンバー一人ひとりの個性や特技を活かし、お客様にここでしか体験できない時間を提供することを目指しています。

宮古島の自然や文化への理解を深め、新たな魅力を生み出す

自分の感性や好きなことを仕事にも反映し、自ら活躍の場を切り開いているソニアさん。今後の展望は?

宮古島で暮らし1年程ですが、この島で挑戦したい事や学びたい事はまだまだあります。すでにショップで取り組んでいる沖縄の陶芸や工芸の魅力を伝える活動をはじめ、カスタムバスソルトのコーナーでも、もっと宮古島で栽培されたハーブを使用したいと思っていて、伊良部島にあるハーブ農園でボランティアとして関われないかと相談しています。

宮古島には現在多くの外国人旅行者が訪れています。しかし、島の受入れ体制がまだ追いついていない面もあり、旅行者が慣れない土地でもっと旅を楽しめるよう、情報発信や通訳などお客様の滞在をもっとサポートしたいと考えています。これからも自分の好きな事や得意な事を仕事にも活かしていきたいです。

the rescapeでは、ソニアさん以外にもフランスやベトナムと異なる国籍のメンバーや宮古島で生まれ育った生粋の宮古人(みやこんちゅ)、沖縄以外の地域からメンバーが集まり、互いの言語や文化を尊重しながら高め合うチーム作りを大切にしています。これからもメンバー一人ひとりの個性を大事に、沖縄や宮古島の中でもここでしか体験できない時間やおもてなしを提供できるよう、チーム一丸となって邁進してまいります!

イギリス、フランス、スリランカ、ベトナム、台湾など国籍もバックグラウンドも異なるメンバーが活躍しています。
イギリス、フランス、スリランカ、ベトナム、台湾など国籍もバックグラウンドも異なるメンバーが活躍しています。

冬の宮古島は、夏以上に透明度の高い美しい海を望みながら、陶芸体験や島歩きなどが楽しめる魅力も多くあります。ぜひ、冬の宮古島へお越しください。