大濠公園の豊かな自然と福岡城の歴史が息づく地に計画された新築マンションの外観・共用部のデザイン監修を担当。
デザインコンセプトは「城壁の荘厳な石垣と大濠公園の息吹を感じる邸宅」。大濠公園の自然と福岡城の歴史的な景観から着想を得て、水辺の穏やかな情景と石垣の重厚感を建築デザインに取り入れ、自然と文化が調和する上質な空間を目指しました。
外観は、福岡城の石垣を思わせる基壇部をはじめ、質感豊かなタイルを用いたファサードを計画しました。福岡市美術館のタイル意匠を参考にした貼り分けによって陰影や奥行きを生み出し、建物に豊かな表情を与えています。さらに、シャープな金属素材のラインと大きなガラス面を組み合わせることで、風格と現代的な洗練を兼ね備えた外観に仕上げました。
エントランスホールは、大濠公園の水辺の情景をモチーフに、内と外のつながりを感じられる空間としてデザインしました。高低差を設けた3つのゾーンを一枚の大きなディスプレイテーブルが緩やかにつなぎ、水辺を巡るような空間を演出。外観デザインと連続性を持たせた天然石や木の素材を取り入れ、窓外に広がる緑と調和する、静けさと温もりのある空間としています。ロビー中央には、「素の美」をテーマとしたメタルアートを配置し、素材本来の質感を生かしたシンプルな造形が空間にアクセントを与えています。
ランドスケープは、「邸宅の風格と自然の安堵感」をテーマに、建物の品格を引き立てるエントランスアプローチと豊かな植栽を計画しました。建築と自然が調和し、大濠公園の緑を身近に感じられる景観を創出しています。



















