私たちUDSの始まりは「デザイン」と、事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」で都市を豊かに楽しくすることを目指して1992年に設立した「都市デザインシステム(Urban Design System)」です。
UDSでは「仕事を楽しむ」ことを基本姿勢に、「デザイン性」「事業性」「社会性」を常に意識し追求しています。私たちUDSの言う「楽しい仕事」とは、興味のある分野で自分が欲しいと思えるモノやコトを提案し、クライアントに喜んでもらい、しっかりと利益を出し、社会に対しても役に立つことができる仕事です。
「デザイン性」が高ければ、話題にもなり、人々を魅きつけるスポットとして地域に新たな価値を生むことにもつながります。しかしそれが一時の流行りではなく継続的に存在し続けるためには、どれだけの収益を生み出すのか、つまり「事業性」が重要です。かっこよさの追求も、社会への貢献も、お金がかかります。「事業性」あっての「デザイン性」であり「社会性」で、その3つがうまくバランスしていることが重要だと考えています。
いろいろな荒波を皆様のご支援でなんとかくぐり抜け、おかげさまで創業から四半世紀近くが経ち、事業の領域は、まちづくりにつながる住宅のコーポラティブハウスから、ホテル、商業施設、公共施設へと拡がってきました。ただし、地域やクライアントのニーズをしっかりと把握し、期待を超え、称賛されることを目標において仕事に取り組んでいることは創業以来変わりません。私たちUDSが「企画」「設計」「運営」の3つを併せ持った提案をするのはそのためです。
エンドユーザーの立場で、地域のニーズと課題を把握し事業性を満たす「企画」を立てる。「企画」に付加価値を与えるデザインを考え「設計」で具体的なカタチにする、そして「設計」した建物を実際に「運営」していくことで、利用されたお客さまや働く仲間たちからの様々なフィードバックを得て「企画」に活かす。この「エンドユーザー視点」を還元できるサイクルが重要であり、UDSならではの強みと考えています。
「仕事を楽しむ」ことを第一に、企画・設計・運営のサイクルを通して、地域とそこに住まう人たちと、世界中でワクワクするまちづくりをすることが私たちUDSの目指すところです。