GD2022

アワード 2022.10.14 2022年度グッドデザイン賞を3プロジェクトで受賞しました

今年もUDSが企画や設計を担当した3施設が、グッドデザイン賞を受賞することができました。
2015年から数えて、今年で8年連続での受賞となります。
一緒に取り組ませていただいたみなさま、ご協力いただいたみなさまのおかげです。
ありがとうございます。
受賞を励みに、これからも、よりよい提案を社会に投げかけていけるよう取り組んで行きます。

2022年度 グッドデザイン賞受賞プロジェクト

ロマンスカーミュージアム(商業のための建築・環境部門)

小田急電鉄の特急車両「ロマンスカー」の歴代車両の保管、展示とともに、小田急電鉄の歴史や特色ある沿線をテーマにした体験型展示を行うミュージアム。鉄道ファンに限らず、子どもと大人がともに楽しめる施設を目指して、UDSでは企画、設計、運営を担当しました。(施設詳細

ロマンスカーミュージアム
ロマンスカーミュージアム

審査員評価(一部抜粋)

車両そのものの展示を中心に据えつつも、多様な利用者の関心を呼び起こすような興味深いアトラクションとしての性格が明確にされている点でユニークといえる。展示の内容や企画には柔軟性があり、単なる展示に留まらず、利用者とのコミュニケーションスペースの機能が強く意識されている。私企業の活動とはいえ、鉄道による旅客輸送を核にした地域開発事業の集大成といえる。
受賞発表ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/54233?token=4K0Uj4o40L

世田谷仁慈保幼園(公共の建築・空間)

地域ゾーン(庭、ギャラリー、大小コミュニティースペース)を併設する保育園。UDSが全体構想から携わった下北線路街プロジェクトの中で、地域とつながる保育施設&コミュニティの場 としてUDSが基本計画・事業推進を担当しました。(施設HP

撮影:スタジオバウハウス
撮影:スタジオバウハウス
撮影:スタジオバウハウス
撮影:スタジオバウハウス

審査員評価(一部抜粋)

小田急線の地下化による土木インフラの上部利用によって生まれたグリーンコミュニティを標榜する街のつながりは、地域の人々が対話を重ねながら自分事として参画協働する中で生み出された風景である。そのような場所で、地域の宝である子供たちを地域のみんなで育てようとする保育園が出来るたことは必然的な流れであったのかも知れない。地元愛に溢れた大人たちに見守られながら育つ子供たちは下北沢でどのようなプレイヤーへと育っていくのだろうか。街と子供たちが共に成長できる幸せなプロジェクトである
受賞発表ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/54270?token=4K0Uj4o40L

パークコート白金長者丸(中〜大規模集合住宅)

由緒ある白金長者丸の一角に計画した小規模レジデンス。UDSでデザイン監修を担当しました。通りから引きの取れたアプローチにより周囲と一線を画した結界性を有し、近接する自然教育園や庭園美術館と響きあう植栽計画・アートを敷地内に設えています。(施設HP

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審査員評価(一部抜粋)

森に隣接した白金長者丸にある低層の住宅地に、近接する自然教育園や庭園美術館の空間性を引き込み、美術館の中に34住戸があるイメージで設計された大変興味深い計画である。この美術館というイメージを空間体験として実現するために、軸線を計画し、その先にアートや庭を配置する計画とすることで、先に進みたくなる連続した展開が生まれている。
受賞発表ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/54103?token=4K0Uj4o40L