廃校をリノベーションし、新たに開校した日本初のイエナプランスクール「学校法人茂来学園 大日向小学校」の校舎改修の企画、設計、まちの人にも開放される給食「学校ごはん」を提供する「大日向食堂」の運営を手がけています。
「あたらしい“境目“をつくる」ことをコンセプトに、つながりを生み出す空間づくりや、使い方を限定せず、使う人の工夫の余地を残した空間としています。また、古さと新しさが混ざりあうようなデザインを大切に地域の方からも愛されるよう創り上げました。
職員室にはサークル対話がしやすいよう掘りごたつのスペースを設けたり、教室からは黒板を取り払い壁をカラフルに仕上げたり、教室と廊下の間の壁はガラス張りにしたりと、イエナプランの思想を企画や設計にも落とし込んでいます。
また、食堂には管理栄養士が常駐し、子どもたちや地域のみなさんの健康を考えた、美味しく楽しい「学校ごはん」を提供します。既存の食堂をそのまま活かし、厨房の様子が見えやすくなるように改修し、開放的な空間としました。