2025年10月に開催された「Find Innovation Tomorrow LIXIL2025」(主催:株式会社LIXIL)の特別セミナーに代表の中原が登壇し、UDSのホテルデザインの事例紹介をさせていただきました。
工夫により生み出された独自の客室
MUJI HOTEL GINZA
もともと低層部に商業フロア、上層部にオフィスフロアとして設計されていた建物ですが、無印良品の旗艦店、上階にはホテルをつくる計画となりました。オフィスフロアとして予定されていた場を、どうしたらホテルにできるのか。フロア全体がオフィス仕様である課題に直面しながらも、事業性とデザイン性のバランスを模索しました。その結果、誕生したのが細長い客室です。水回りの部分を左右のお部屋でひっこませたり出っ張らせたりしながら、うまく収める工夫をしています。
UDSでは、細長い客室の企画・設計・運営の実績があるため、この発想にたどり着きました。最もコンパクトな客室は間口2100mmですが、オフィスビルらしい高い天井のおかげで、細長い客室でも空間の広がりを感じられます。一般的にイメージするホテルの客室とは異なる形が、お客さまには新鮮に感じていただいているようです。
企画・設計・運営が一体となり、コンセプトを形に
ホテル アンテルーム 那覇
アート&カルチャーを軸に人が集い、つながることで那覇に新しいシーンを創出することを目指しました。クリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」がアートディレクションを手がけ、若手アーティストの発表の場になっています。客室には新進の若手作家たちの作品を設置し、エントランス空間には作家・大和美緒さんによるドローイングを手法としたインスタレーションを制作していただきました。
ホテルの運営効率を優先すれば、アートがない方が手間や負担はかかりません。それでも、運営メンバーと話し合いを重ね、日々の運営を考慮しながらコンセプトを実現する方法を探っていきました。企画、設計、運営のメンバーがいることで、重要なポイントを補完し合い、未来まで続く場をつくることができます。
地域の人やモノと共に価値を育む
UDSでは「企画」「設計/施工」「運営」で連携しながら、地域に根付いたホテルづくりをしています。その土地に足を運び、その土地で活動する人や豊かなモノに出会うことを大切にしています。地域とともに、魅力をアップデートし賑わいを高め、その地域の好循環を生み出していきます。
TERRASTA
まちの新たな交流拠点として、中心市街地の活性化に寄与していくことを目指す宮崎県都城市の地域循環型まちづくり複合施設。UDSでは施設全体の企画と設計、都城の魅力を発信するホテル「HOTEL TERRASTA」の企画とインテリアデザインを手がけました。ホテルには、地元高校や地域にゆかりのあるアーティストとともに、地域の伝統工芸や自然素材を取り入れながら作り上げたクラフトルームなどがあります。
例えば、伝統工芸への理解を深め、繰り返し通いながら、地元の職人さんと信頼関係を築いていきました。宮崎や都城にゆかりがあるアーティストや事業者さんと組むことで、継続的に活気溢れるまちづくりにつながっていくと考えています。
このセミナーにはおよそ100名の皆さまにご参加いただきました。貴重な機会にお招きいただいたLIXILさま、会場に足をお運びいただいた皆さま、ありがとうございました。




















