沖縄の原風景を愉しむ一組限定の新築ヴィラの基本設計と実施設計、設計監理を担当しました。
旧運天港の集落内に位置する敷地には、周囲に集落を守ってきたフクギの木々が残り、中央にはセンダンの大樹が存在。これらの防風林や既存樹との調和を大切にし、中央の樹木に寄り添うように建物を配置しています。
敷地の環境を最大限に活かすため、建物の中心にコンクリートの壁を十字型に配置し、建物全体が様々な方向に開かれる間取りとしました。居室は建物の四隅に配置し、各部屋から屋外の美しい自然を望める心地よい空間構成としています。
また、キッチンや浴室などの設備は、中心の壁に囲まれた位置にまとめることで、生活動線をシンプルにし、空間にゆとりを持たせました。
寄棟屋根が立ち並ぶ集落の景観に調和するよう、屋根は木造の寄棟形状としています。建物の外周には柱が出ない構造とすることで、内と外、また空間同士がゆるやかにつながり、自然や集落の風景に溶け込む、のびやかな住空間を実現しています。


















