「奥の邸宅」をコンセプトに、由緒ある「長者丸」アドレスの一角に計画した小規模レジデンスのデザイン監修を担当しました。
日本の美意識の原点である「奥ゆかしさ」を追求し、「奥性」を感じるプランニングと、石・木・金属など限定した素材の選択、繊細なディテールとして表現。
ピンコロ舗装で仕上げられたアプローチ奥で迎える木立の景、静かな存在感を漂わせる車寄せ、隠れ家感・結界性を感じさせるホール、それぞれアイストップをデザインすることで、住人を静かに奥へと導く空間体験として演出しています。外構・ラウンジには国内外の著名アーティスト作品を美術館のギャラリーのように設置し、「終着点」にあたるラウンジ奥に坪庭を設けることで、建物内でもさらに奥へと静かに引き寄せ、安らぎのプライベート空間へ心身ともに導くスイッチとしての機能を持たせています。