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ブログ 2023.9.4 次世代のプロジェクトデザイナーを募集中 若手社員から見た、UDSの働き方や魅力

プロジェクトの起点となる企画から、実装するフェーズの運営まで、ワンストップで担当するチームの「SDU」(システムデザインユニット)では、次世代のプロジェクトデザイナーを目指す方の2024年度新卒・ポテンシャル採用を行なっています。

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企画から設計、運営が三位一体の組織であることがUDSの大きな特徴ですが、では実際に日々どんな様子で働いていて、どんなことを感じているのでしょうか。

ここ3-4年の間に新卒で入社した若手スタッフにたちに話を聞きました。(取材・執筆協力:角田 貴広)

ーーはじめに、自己紹介をお願いします。

石井:ホテルマネジメント事業部の石井です。2019年に新卒入社して、最初はONSEN RYOKAN 由縁 新宿、今年の1月からはHAMACHO HOTELで勤務しています。現在はマネージャーを務めていて普段は経理やシフト調整・勤怠管理、オペレーションなど労働環境の管理などを中心に、あらゆる業務を担当しています。

河上:プロジェクトデザイン事業部(以下、PD)の河上です。2021年新卒入社で、最初はホテルマネジメント事業部でホテル アンテルーム 京都の運営に1年半ほど携わり、去年の10月に異動しました。PDは企画から運営まで幅広い業務が特徴ですが、私自身は新規案件の最初のマーケットリサーチや仕込みの部分などを主に担当しつつ、事業企画から商品企画まで一貫して業務に携わっています。

浅田:浅田です。2020年の入社で、事業企画部の企画のスタッフとして働いています。具体的には事業のリサーチやプロジェクトの企画、事業収支の検討をはじめ、最近ではまちづくりや複合施設のブランディングなども担当しています。

南澤:2020年のコロナの年に浅田君と一緒に入社した南澤です。私はCOMPATHという設計チームで、設計業務を担当しています。これまで国内外のホテル設計を担当してきて、現在は関西のオフィスリノベーション業務などをやらせていただいています。

(左から) 河上鈴華:2021年4月入社。ホテル アンテルーム京都のフロントスタッフを経て、現在はプロジェクトデザイン事業部に所属。  南澤恵:2020年4月入社。COMPATHにて設計を担当。
(左から) 河上鈴華:2021年4月入社。ホテル アンテルーム京都のフロントスタッフを経て、現在はプロジェクトデザイン事業部に所属。 南澤恵:2020年4月入社。COMPATHにて設計を担当。

ーー現在の業務にいたるまでの経緯や、現在のお仕事、部署の特徴などを教えてください。

石井:ONSEN RYOKAN 由縁 新宿で勤務したのち、HAMACHO HOTELでマネージャーをやらせていただくことになりました。マネージャーになってみて、まわりの意見を汲み取ることの難しさとやりがいを感じています。

河上:私は入社した時から、3年以内には企画の仕事をできるようになりたいという希望を持っていました。学生の時にもホテルでアルバイトをしていたのですが、さらに経験を積みたいと思い、入社後も1年半はホテルで運営に関わってきました。そんな時に企画・設計・運営・経営まで全てをデザイン思考で課題解決するPDの社内公募があり、何度かの社内面談を経て異動が決まりました。PDでの業務も大変ですが、毎日新しいことに向き合うので、楽しみながらやっています。

浅田:私のいるSDUというチームは、PDと同じように企画から運営まで一気通貫で業務を担当しますが、そこで得た知見をプロジェクトに反映してアップデートしていくというサイクルに加えて、そのサイクル自体を新しい業界やジャンルに対して売り込んでいく実験性が強いチームです。最近では、病院や神社、郵便局、銀行など、地域との結びつきの中で持続的な事業を作りたいという声が多く、幅広い案件のご相談があります。私の担当も、最初の頃はシェアハウスやオフィスなどある程度ビジネスモデルが決まっている商品企画やブランディングが多かったのですが、最近では自分の知らない分野だったり、ビジネスモデル自体をしっかり作るような仕事が増えてきました。

南澤:私はCOMPATHという企画設計の専門チームに所属しています。2021年に施工チームが加わったことで、施工まで含めてトータルパッケージで提供できる体制になりました。それ以前は設計が完了したタイミングでクライアントに引き渡していましたが、施工が違う会社となると、細かい部分のすり替わりやクライアントの要望に柔軟に応えることが難しい部分がありました。施工までUDSが担当することで、責任を持って進める領域が増えつつも、完成のぎりぎりまで柔軟に調整し続けることができて、よりクライアントの要望に応えやすくなっています。

(左から)浅田英亮:2020年4月入社。事業企画部内のチームSDUに所属。 石井李奈:2019年4月入社。ONSEN RYOKAN 由縁 新宿を経て、HAMACHO HOTELへ。最年少マネージャー。
(左から)浅田英亮:2020年4月入社。事業企画部内のチームSDUに所属。 石井李奈:2019年4月入社。ONSEN RYOKAN 由縁 新宿を経て、HAMACHO HOTELへ。最年少マネージャー。

ーーUDSに入社した経緯、UDSを選んだ理由について教えてください。

石井:私はホテルの専門学校に通っていて、学校行事で6カ月間実際のホテルで働いたことがありました。そこでいわゆる年功序列的なホテルの仕組みが気になってしまい、若いうちは自分のやりたいことが通りづらいのかもしれないと感じたんです。そんなタイミングで参加したホテルの合同説明会でUDSに出会いました。他の企業が比較的かっちりとしている中で、UDSの人たちは法被を着てかなり目立っていて(笑)。なんだここは、と思って話を聞いてみると若いうちから積極的に事業作りに関われるということに感動して、就職するならここだと直感しました。

河上:私も学生時代にホテルでアルバイトをしていたことと、まちづくりに関わるNPO活動もしていたために、ホテルを通して人と人、人とまちをつなぐような仕事をしたいと考えていました。当時働いていた浅草のホテルの近くにUDSの運営していたホテルがあって、そこで働いてる人たちが作り出してる雰囲気がすごく好きで。それから絶対にここで働きたいと思って、ずっと第一志望で就職活動していたので、念願叶っての入社でした。

浅田:私は京都の大学・大学院で建築の設計と、特にまちの文化やコンテクストを踏まえてどう設計するべきなのかを学んでいたので、建築設計を通じてまちと関わっていけるような就職先を探していました。それで、UDSのような設計と運営の両方の機能がある設計事務所を何社か候補に入れて、インターンをしていました。

その中でUDSは、特に運営の人たちがすごく自分の拠点にプライドというか主体性を持って取り組んでいる様子が印象的で。プライドを持ってもらえる施設の企画や設計ができるのは理想的だなと思ってUDSに入社を決めました。いろんな工夫をしながら普通の設計事務所では作れないものをお金の仕組みを考えることで作っているということもあって、これからもっと面白くなるんじゃないかということも感じました。

南澤:私ももともと建築の学科にいたので、みんなと同じように設計事務所を中心にいろいろ見ていたんですが、UDSは建築だけじゃなくてインテリアもやるところが他とは大きく違っていて。いろんな会社の実績をホームページで見たときに、インテリアまで設計しているUDSの作品がやっぱり際立ってよく見えたというところは大きいですね。もう一つは、浅田君も言っているように建築系でいいものを作る会社はたくさんありますが、UDSはとくに利益とチャレンジのバランスをうまくとっている印象があって、それが魅力的でした。

ーー働くなかで感じるUDSらしさってどんなところにありますか?

浅田:部署にはGM(ゼネラルマネージャー)が4人いるのですが、それぞれ全然違うキャラクターで、得意なことも違いますし、適材適所でアドバイスをもらえたり、それらの知識を組み合わせて自分なりに仕事のやり方とかをデザインしていくことが可能です。いろんな人がいて、いろんな仕事の仕方をしてる人がいるというのはすごくUDSらしいなと。

石井:私は、運営のマニュアルがないということが、すごくUDSらしいと思うところですね。裏を返せば、オペレーションなども一から自分たちで作っていかなければいけないわけですが、自分たちで考えてオペレーションすら変えられるところがいいなと。マニュアルはないけれど、設計企画の方たちがコンセプトを提示をしてくださってるので、それぞれのホテルの色をどうやって現場に落とし込むのかをよく話し合います。例えば、HAMACHO HOTELでは「手しごと」と「緑」のみえる街というコンセプトがあるので、それをどうホテルで表現するかを担当者たちと話しています。

河上:まず一つは自分の好きなことや個性を仕事で生かせているのがUDSっぽいかなと。例えば音楽が好きで、それをきっかけに毎月DJのイベントをしたり、レコードをキュレーションしたり、自分の好きなことを仕事につなげている方が多いです。

もう一つは、みんな自分たちの目で見て足を運んで体験して、常にお客様の視点で考えて仕事に取り組んでいるということです。私たちも地方でプロジェクトがある時には必ずその地域に足を運んで感じたことを企画に落とし込むようにしていますが、そういうカルチャーはUDSの強みであり、らしさでもあると思います。

南澤:他の企業の方との打ち合わせの際、UDSのメンバーが圧倒的に年齢層が若い場合が多いです。そういう時に、若い人が活躍できるチャンスがある会社なんだなと改めて感じます。

ーーそれぞれ異なる部署ですが、普段からチームや部署を超えた横のつながりは
ありますか?

浅田:運営のメンバーにカジュアルに企画の相談に乗ってもらうことがよくあります。それを当たり前に許してくれる空気感があるんですよね。

南澤:今も浅田くんとオフィスのリノベーション案件を一緒にやっていて、設計は私たちが担当しているんですけど、そこにアートや備品を入れようという時に、企画視点で私たちが知らないデザイナーさんやその地域の文化を教えてくれる、という連携があります。

河上:PDでも運営・企画・設計を網羅しているからこそ、それら3つのコミュニケーションは日常的に行われています。また、とあるエリアでホテルのプロジェクトを検討する場合には、近隣にあるUDSのホテルのメンバーからデータだけでは見えない現場レベルの視点をヒアリングして、企画に落とし込んでいく、ということもあります。現場の経験や視点にはデータにない説得力がありますし、それが社内でできることはやはりUDSの独自な強みだと思います。

浅田:私の場合はむしろ、一つの部門だけで仕事をしている時間が圧倒的に少ないと思います。事業構想の段階で運営メンバーや設計のメンバーと一緒に検討する必要がありますし、あらゆるフェーズでどこかしらに得意な人がいるので、つねにいろんな部署からアドバイスをもらいながら企画を進めています。

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ーーこれからどんなことをやっていきたいか、将来の展望などを教えてください。

石井:会社の規模が大きくなるにつれて特定のホテルを志望してくださる方も増えてきたのですが、それだけじゃなくてUDSという組織が好きでそのカルチャーに合うような方が入ってきて個性を伸ばして活躍してくれるといいなと思います。個人としては、最年少支配人を目指して頑張りたいと思います。

河上:個性と言えば、自分の中ではまずそれが一つの目標だと思っていて、自分の圧倒的な強みがまだはっきりとしていないので、まだまだたくさん経験を積みたいなと思います。個人的には、新潟出身なのでいつかUDSで地元の仕事を作りたいなと思います。

浅田:自分の企画したプロジェクトで運営にまで入るような働き方ができるといいなと思っています。組織のことで言えば、UDSはやり方というかフォーマットが決まっていない分、自由な企画ができる反面、手がける内装設計や家具も幅広くナレッジがためづらい面もあると思うので、設計と企画の間にいる自分がそういうナレッジを蓄積していけたらいいなと思います。

南澤:設計の仕事では一般的には病院とか住宅とか、それぞれの担当の業務領域が限られているのですが、UDSでは「なんでも設計していい」というスタンスなので、勉強することも多いです。もっと言うと、設計だけじゃなくて運営や企画、いろいろな分野で、備品、家具、建築、インテリアなど学ぶことはたくさんあります。自由だからこそフォーマットがないという難しさもありますが、もっと経験を積んで、ここでしか作れないものを作っていきたいなと思います。

ーー最後に、未来の仲間にメッセージをお願いします。

石井:若いうちにいろんな経験がしたいと思ってくれている方には、ぜひおすすめしたいと思います。ホテル運営の仕事でも自分の接客スタイルがあったり、やりたいことが定まっている方は、それを実現しやすい環境だと思います。

河上:UDSには本当にいい人が多いと思います。就活時代に当時の運営の方とお話しさせてもらった時、説明会の流れでホテルを案内してくださったんです。相談に対して親身に向き合って時間をとって考えてくださる方が多いので、もし興味がある方がいればいろんなUDSの方と話をしてみてください。それで、自分の中ですごく合うと思える出会いがあれば、ぜひ来ていただきたいと思います。

浅田:企画視点で話すと、完成形をデザインするのではなくて、その後10〜20年と運営をしていくという前提で、そこまで興味を持ってくれる人が入ってきてほしいなと思います。企画職というと次々に新しいものを考えていくようなことを想像されるかもしれませんが、もっと長いスパンで一つのものを考え続けられる方もいてくれるといいなと思います。

南澤:私は入社するまで、UDSはアイデアとかひらめきを一番に考える華やかな会社だと思っていたんですけど、実際は企画にしてもすごい情報量を集めて、ようやく企画に落ちていくようなことがほとんどで。地道なことの積み重ねです。そういう部分を面白いと思ってくださる方には、ぜひどんどん挑戦してもらいたいなって思います。

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