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Blog 2024.7.24 オランダと韓国からの学生訪問

この7月に2つの国から、建築・設計を学ぶ学生さんたちの訪問を受けました。

ひとつはオランダの工科大学建築環境学部の研究会の学生のみなさん、もう一つは韓国の女子大学工業デザイン科の研究会の学生のみなさんです。

企画、設計、運営の三位一体に興味

オランダの工科大学のみなさんは、建築、構造設計、建築物理、不動産、都市システムなどの分野を学ぶ学生さんから構成される研究会の30名。韓国の皆さんは建築・空間デザインを学ぶ6名。
どちらも、企画、設計、運営機能を社内に持ちそれらが三位一体となった独自のスタイルでまちづくりに取り組むUDSに興味を持っていただき、日本への研修旅行の際に話を聞きたい、との相談をいただいての訪問でした。

ありがたいことに私たちUDSでは視察やヒアリングなどのご相談を色々といただきますが、海外から、学生さんが、UDSの情報をキャッチしてお問い合わせくださった、しかも同時期に2つの国から、というのは初めてのことでした。少し驚きながらも、「これからの未来を担っていく若者たちのためならばできるだけの協力をしたい」ということで、副社長で設計事業部のCOMPATHを統括している中原が、UDSについてと代表的なプロジェクトを紹介させていただきました。

未来を担う学生さんへ

質疑応答セッションでは実際のプロジェクトの進め方から、環境問題への取り組み、今後考えていることなど色々な質問が。

(その一部)


Q:実際はどのように 企画、設計、運営一体を実現しているのですか?
A:プロジェクトごとに企画、設計、運営担当者でチームをつくって、そこでみんなで議論して決めていきます。これは企画、設計、運営が同じ社内にいるので可能なことだと思います。

Q:建築・空間デザインを学ぶ学生である私たちはどのようなマインドを持つべきでしょうか?
A:興味があること、やりたいこと、そして柔軟なマインドを持つことが大事。
仕事をはじめるとだんだん考え方が固まっていってしまうので、新しい発想ができるように、頭をソフトに、柔軟にしておくことが大切。既成概念にとらわれないで。

Q:建築家・インテリアデザイナーを目指す学生にアドバイスをお願いします。
A:学生時代は時間があると思うので、アンテナを張り巡らせていろんなものを自分の目で見に行って、インプットすること、情報を仕入れていくことをぜひやってください。古いものも新しいものも両方。


オランダの学生さんも韓国の学生さんもwebで上がっていた記事やHPを見て興味を持って問い合わせてくれたとのこと。(韓国の学生さんには以前韓国で開催した講演会で話を聞いて興味を持っていた、と言ってくださった方も)
限られた時間ではありましたが、少しでも持ち帰ってもらえるものがあったならば、と願っています。また、私たちも海外で建築・デザインを学ぶ学生さんと交流するという、貴重な機会をいただきました。

UDSとして、事業そのものを通してはもちろん、今回のような機会なども通してこれからのより良い未来に向けてできることを取り組んでいきたいと思います。