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Blog 2019.6.11 ホテルの客室をギャラリーに 展示会「DIALOGUE」をホテル カンラ 京都で開催

ホテル カンラ 京都の客室をギャラリーに、作り手が直接販売できる展示会「DIALOGUE」を2019年3月7日(木)〜 3月9日(土)の日程で開催しました。

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3日間で2000名が来館 次世代のものづくりを目指すKOUGEI NOW

京都府では「工芸を”未来志向”のものづくりへ」をキーワードに、作り手や伝え手、研究者や地域の方々と共に、次世代のものづくりについて考えていくプロジェクトとして、2017年よりKOUGEI NOWを開催しております。ホテル カンラ 京都は、元専修学校だった建物をホテルに改築する際に、京都をはじめとする日本の美しい伝統技術や文化を学べる場所として、また現代に新しい形で伝えていくホテルとして、KOUGEI NOWのビジョンや想いに共感し「DIALOGUE」を開催しました。

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京都のみならず、国内外から工芸作家70組以上が集結

今年は「親密な工芸」をテーマに、より工芸を生活の一部として身近に感じていただけるような作品が展示されました。

322号室は京都で舞台衣裳専門の染めを行う「山元染工場」のテキスタイルブランド・ケイコロール。山元桂子さんの感性と技術が詰まった、ポップな色使いの布製品が並びます。
322号室は京都で舞台衣裳専門の染めを行う「山元染工場」のテキスタイルブランド・ケイコロール。山元桂子さんの感性と技術が詰まった、ポップな色使いの布製品が並びます。
422号室の展示は、清水焼作家・高島慎一さんのもの。いっちん技法という生クリームを絞るような絵付けで中国伝来の交趾焼を制作しています。客室のベッドに繊細で華やかな磁器を並べ、来場者の目を引きました。
422号室の展示は、清水焼作家・高島慎一さんのもの。いっちん技法という生クリームを絞るような絵付けで中国伝来の交趾焼を制作しています。客室のベッドに繊細で華やかな磁器を並べ、来場者の目を引きました。
屋外のひばの浴槽を展示スペースにした510号室は、京都瑞鳳堂 (加藤美樹さん) の作品で、湯船に花器や草花を浮かべて展示。
屋外のひばの浴槽を展示スペースにした510号室は、京都瑞鳳堂(加藤美樹さん)の作品で、湯船に花器や草花を浮かべて展示。
また関連イベントとして、ファッションデザイナーの福田春美さんとBEAMSのバイヤー・鈴木修司さんをお招きし、日本の工芸の今後を考えるトークセッションを行いました。
また関連イベントとして、ファッションデザイナーの福田春美さんとBEAMSのバイヤー・鈴木修司さんをお招きし、日本の工芸の今後を考えるトークセッションを行いました。
レセプションでは、地下2階のメインダイニングTHE KITCHEN KANRAに出展された作家の皆さんが集いました。三味線製作の実演をしていただいた野中智史さんより、三味線の演奏も。
レセプションでは、地下2階のメインダイニングTHE KITCHEN KANRAに出展された作家の皆さんが集いました。三味線製作の実演をしていただいた野中智史さんより、三味線の演奏も。

展示会と連動してコンセプトルーム“oku”が誕生

コンセプトルーム

本展示会開催に伴い、412号室のツインルームをコンセプトルーム“oku”としてリニューアルしました。

奥行き、奥ゆかしさ、奥深い、奥座敷、奥の院・・・

日本の文化や暮らしを考える上で、切っても切れない概念の一つ、「奥:oku」をテーマに、京都の和紙作家・ハタノワタルさんが監修し、建築家の大橋史人さんをはじめとした職人が空間表現をしています。

うなぎの寝床のように細長い客室に、お茶や灰で染め上げた麻布を空間の仕切りとしていくことで、朝昼晩と窓から差し込む光によってがらりと雰囲気が変わっていきます。

kanra loungeと京都食べる通信による期間限定カフェ

感洛茶寮

コンセプトルーム“oku”では、kanra lounge京都食べる通信がコラボレーションし、京都を感じるお茶菓子とドリンクのセットを販売する「感洛茶寮」を期間限定でオープンしました。

八幡市・かみむら農園の野菜を使ったフィナンシェや、京丹後市・ミルク工房そらの牛乳を使ったプリンなど5種のお茶菓子をご用意し、京焼・蘇嶐窯の器でご提供。またドリンクは宇治茶の産地・木津川市で有機栽培のお茶作りに取り組んでいる加茂自然農園の和紅茶を3種類の飲み方でお楽しみいただきました。

短い休憩の中、ほとんどのゲストが退室時においしかったと声をかけてくださり、非常にご満足いただくことができました。

ホテル カンラ 京都では、訪れる方々に様々な視点から京都を感じていただけるよう、今後も積極的に京都の伝統工芸やものづくりに携わる作家さんとの出会いを通じて、新たな京都に触れる機会を企画してまいります。京都へお越しの際にはぜひ、お気軽にお立ち寄りください。