4月よりUDSによるビジネスデザインスクール全4講座をコワーキングスペースLEAGUEにて開講しています。(リリースはこちら)
先日、同時開講した4講座のひとつFARMERS LABOの第一回目が開催されました。
本講座では、農家のこせがれネットワーク代表・宮治勇輔氏を講師に、実際のビジネスに繋がる食と農のナレッジを多角的に学んでいきます。
第1回のテーマは「郊外型カフェ&レストラン・BBQ」。
海老名のまちづくりを目指して開設された複合施設「RICOH Future House」の企画から運営まで携わるUDS株式会社の代表取締役社長中川敬文と、地域住民が食を中心に集い交流することを目的に設けられた同施設内のレストラン「PUBLIE」の初代シェフ上野道弘が、実際に企画運営を行う中で大事なポイントをお話させていただきました。
まずは、本講座コーディネイター大竹萌より、拠点を超えて同じ関心を持った仲間とつながることができるテーマ別コミュニティ「LABO」とそのメインコンテンツである4つの「講座」について案内。
続いて、講師の宮治勇輔氏より自己紹介を含め、自身の養豚業や代表を務める「農家のこせがれネットワーク」についてお話いただきました。
「全6回で食×農分野の各ジャンルをほぼ網羅できる講座。自身の事業や仕事に活かしたい、自分で食・農に関わる事業を立ち上げたい、という参加者の方が多いと思う。そのためのヒントを持ち帰ってもらったり、UDS・こせがれネットワーク・参加者間でプロジェクトを立ち上げるなどできれば。全6回の講座が終わったタイミングで事業が実際に始まるような講座にしたい。」
と本講座への想いを語りました。
そんな宮治さんの考える事業成功の秘訣は、『ちょっとした違い』をすること。
「素晴らしいコンセプトや優れたビジネスモデルがあってもうまくいくとは限らない。それぞれの過程で成否を分ける「ちょっとした違い」がポイントとなる。全6回各ゲストからそのポイントを掴んでほしい。」
参加者同士でもニーズや動機を知り合うため、講座スタート前に自己紹介を行いました。
16名の参加者がそれぞれ自分のやりたい事業や感じている課題、興味関心についてざっくばらんに語り合いました。
それぞれの思いを共有したところで、UDS社長の中川がPUBLIEでの企画の立て方やメニュー開発時に意識したポイントについて紹介。
宮治氏との対談も行いました。
対談では、どうやって立地にあわせたターゲットを行うか、地域食材を使うときのメリットとデメリットはなにか、どのようにして顧客を創造するか、集客で大事なことはなにかなど、実際の事業の成功に繋がるポイントについて語られました。
最後に宮治氏より、地域での事業のプロデュースに必要だという『プロデューサー発想』について、自身の事業の事例を交えながらお話いただきました。
「自分の特徴を複数組み合わせて地域で唯一の存在になること。」
「無いものはつくる」ではなく「あるものをどう活かすか」
参加者の皆さん真剣に聞き入っていました。
質疑応答では、参加者の皆さんから次々に質問が。
・初めてそのまちに行って、そのまちの雰囲気・魅力・ニーズを知るには?
・カフェとBBQの交流拠点としての違いは?
など、それぞれの事業にも結びつくような質問が多く寄せられ、登壇者も自身のエピソードを交えながら答えていました。
講座終了後には、みやじ豚の絶品パテと無添加ジャーキーを片手に懇親会が行われ、会の中では話しきれなかった、参加者の取り組んでいる事業についてなど、登壇者も交えながら盛り上がりました。
「登壇者だけでなく、意識の高い参加者のみなさんと出会えて嬉しい!」「気合いが入りました!」というお声も頂き、私たちも次回の開催が楽しみです!