2月28日の出版から1ヶ月ほどで、ありがたいことに重版した書籍『おもてなしデザイン・パターン』。
これからのインバウンド時代に求められる「創造的おもてなし」の心得を28の“パターン”にまとめています。
出版を記念したイベントの第2弾として、先日3月25日、神保町ブックセンターにてイベントを行いました。
これからの書店・神保町に必要な創造的おもてなしとは
『おもてなしデザイン・パターン』出版記念トーク&実践ワークショップ
※出版記念イベント第一弾の様子はこちら
ゲストに阿部佳さんをお迎え
今回のイベントでは、書籍にもご協力いただいた、グランド ハイアット 東京のコンシェルジュで、明海大学のホスピタリティ・ツーリズム総合研究所 所長でもある阿部佳さんを特別ゲストとしてお迎え。
まちとしては、一回限りではなく、継続的に外の人に来てもらうことが大事です。
そのためには、まちに住んでいる人が「まちのどんなところが、どうして好きなのか」を理解した上で語れる必要がある。そして、その魅力を発信していくこと、人に伝えていくことこそが大切なんです。
その後は、「本の街・神保町を元気にする会」のメンバーでもある株式会社三省堂書店 亀井専務と、株式会社有斐閣の江草社長とともに、阿部さんとUDS中川との4名でトークイベントを行いました。
神保町というまちの魅力を掘り下げながら、多くの人がイメージする「本の街」という以外なら、どんな魅力が考えられるだろう?と、中の視点と外の視点で、議論を交わしました。
「神保町の魅力」を考える
会の後半は、「おもてなしデザイン・パターン」への理解を深めるワークショップを実施。参加者のみなさん同士で6,7人のグループになり、「おもてなしデザイン・パターン・カード」を使って、各自の経験談をシェアします。
場が温まったところで、今度は《パターンNo.26 魅力の持ち寄り》を実践してみることに!
神保町の魅力を、それぞれがポストイットに書いて出していきます。
「本の街」はもちろんのこと、「グルメの街」「学生のデパート」など、様々な視点から神保町の魅力が語られました。
あるグループでは、神保町の「本」と「カレー」の関係性について語られました。なんでも、神保町にカレー店が多いのは、書生が多く、本を読みながら食べやすいためにカレーが好まれたためなんだとか。神保町を深く知らなかった参加者の方は、その意外なつながりに驚いていました。
他方、カレーよりももっと食べやすいものがあってもいいんじゃないか?と、「カレーおにぎりを開発する!」という斬新なアイデアも!
神保町を知る人、知らない人、みなさんで多様な視点から語り合うなかで、自由に意見が交わされました。
UDSの各拠点からも多くのメンバーが参加した今回のイベント。
先日2月15日に開業したHAMACHO HOTELや、PUBLIE、INBOUND LEAGUEなどホテル、飲食、コワーキングと、UDSが運営する多業種のメンバーが集いました。
「自分たちの拠点でも同様のワークショップを早速実践したい!」との声もあり、多方面に「創造的おもてなし」の輪が広がっていく予感です。