慶應義塾大学主催「SFC Open Research Forum (ORF) 」での井庭崇研究室によるセッション「個人のコツを組織の力に:パターン・ランゲージ3.0」に代表中川が登壇しました。
パターン・ランゲージとは、「どのような状況で、どのような問題が生じ、それを解決するにはどうすればよいか」という「状況」「問題」「解決」をセットにして記述する知識記述・共有の方法です。
セッションでは、花王株式会社、株式会社ベネッセコーポレーション、クックパッド株式会社をはじめとする、パターン・ランゲージをビジネスシーンに取り入れている計6社が、その活用事例を紹介。
UDSでは、「企業理念の浸透」「組織活性化」の観点からお話させていただきました。
UDSのミッションとビジョンの実現に必要な日々の判断、行動基準となる「UDSスタイル」 は、 パターン・ランゲージを応用した「Communicty Language」のワークショップから誕生したものです。
パターン・ランゲージにより、個々人がぼんやりとしたイメージで持っていたUDSの「らしさ」を言語化し、全体で共有することが可能になりました。
詳しくは、「10のUDSらしさ:UDS Community Language」をご覧ください。
また、創業者の経験則を社員に伝え、社員とともに未来のことばをつくる組織づくりの事例として、2016年4月1日に発売された『プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』をご紹介しました。
UDS 創業者の梶原と、井庭先生の共著である本書は、梶原が長年プロジェクトを通して培ってきた「企画のコツ」を、32のパターンにまとめたものです。
「プロジェクト・デザイン・パターン」は、「攻めて突き抜けているか」「まずは、仮組み把握をしてみよう」など、実際の打ち合わせの際に社内での共通言語としての役割を果たし、企画をブラッシュアップする効果を発揮しています。
ご登壇の皆様からは、人材育成や、商品・サービス開発に活用されている事例紹介もあり、ビジネスにおけるパターン・ランゲージの可能性の大きさを感じる機会となりました。
井庭先生が代表を務める株式会社クリエイティブシフトのホームページにて、UDS代表中川のインタビューを掲載いただいております。
パターン・ランゲージがプロジェクトに反映された事例などもご紹介しておりますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。