日本ナレッジセンター主催のセミナーにて、「急増するインバウンド需要を取り込むコンバージョン」をテーマに設計部General Manager 高宮大輔がお話させていただきました。

近年インバウンド急増に伴う宿泊需要を狙って既存建築物を「宿泊施設」へコンバージョン(用途変更)する事例が相次いでいます。
そうした背景を踏まえ、今回のセミナーでは、これまでに多数の既存建築物を宿泊施設へコンバージョンしてきたUDSの実績をもとに、そのポイントや課題についてお話させていただきました。
まずご紹介させていただいたのは、教育施設等をホテルへコンバージョンを行った「ホテル カンラ 京都」の事例です。
以前よりも宿泊単位が多様化しており、夫婦・カップルだけでなく、女性グループや友人同士での利用にも対応できるような客室のつくりになっています。
このような客室デザインはもちろん、飲食の付加価値やスパやショップによるブランディングなども含めたトータルでのデザインを考えていると語りました。


オフィスビルからホテルへのコンバージョンにより誕生したhotel androoms Osaka Hommachiでは、まちの人にも使っていただけるデザインにこだわりました。
街に開かれたトラットリアを設け、地域の方に日常使いをしていただいています。
実際にお客様が手に取って触れる備品も良いものを作るため、パートナーとコラボレーションし、機能性とデザインの両立を実現させました。
また既存施設をホステルへコンバージョンした事例としては、GRIDS 秋葉原とBUNKAHOSTEL TOKTOをご紹介させていただきました。
ホテルよりもゲストのコミュニケーションのニーズが高いため、居心地のよい共用部をデザイン。
UDSではセクショナリズムが無い運営体制をとっているため、それに対応する空間づくりを意識しています。


これらすべての事例において、地域を巻き込んだ企画、設計、運営により付加価値を高めることを考えています。
ホテル アンテルーム 京都ではアートをテーマにしていることから、客室にアートをしつらえ、エントランスフリーのギャラリーでは、クリエイターや美大に通う学生を巻き込むイベントを開催しています。


GRIDS秋葉原では、ゲストがホステル周辺で訪れた場所を書き込むことができるマップを設け、インバウンドのゲストともインタラクティブなコミュニケーションを図っています。
今後も地域の皆様とインバウンドゲストの双方に訪れていただける場づくりを目指してまいります。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。