7月30日・31日に開催された、不動産経済研究所主催の
「第99回不動産経営者講座 住宅・不動産イノベーション!
民主導~アベノミクス超えの成長戦略と水素・エコ社会とどう向き合うのか」
に、弊社代表取締役会長梶原が登壇いたしました。
『不動産のリノベーション&イノベーションの取り組み』をテーマに、今後の業界動向に関してお話させていただきました。
<人口減少において、不動産業界はどうなっていくのか?>
国立社会保障・人口問題研究所が提唱する、日本国内の人口推移において、
2080年には、日本の人口は現在の半数になっていく想定のもと、
50年後のものを想定し、建設をしていかなくてはならない、となると、増加傾向にある観光人口に着目をしていくべき。
2014年は1,600万人の訪日外国人に対し、2015年には2,000万人を突破しそうな勢いが出ており、
その内訳は中国・台湾・韓国が上位を占めており、台湾に関しては、人口に対して非常に高い割合で訪日をしている。
その割合を適応した場合、まだ伸び白のある中国人の領域を視野にいれると、
訪日外国人観光人口に向けたホテル事業に注力していくべきであり、
増加していく既存建物の空室を活用した展開が必須となってくるのではないか。
<UDSが手がけた事業について>
・CLASKA:立地や利便性の悪いビルを、サービスレジデンス、ホテル、ギャラリー、ショップなどを
複合的に内包することで、”CLASKA”というブランドが認められ、足を運んでいただく機会を創出。
・カンラ京都:代々木ゼミナールの京都校別館をコンバージョンし、デザインホテルとして転用。
教室の、窓が一面しかない構造を最大限工夫し、町屋をコンセプトとしたデザインで企画。
・アンテルーム京都:代々木ゼミナールの学生寮をコンバージョンし、ホテル・アパートメントとして展開。
若手アーティストとのコラボレーションなどにより、観光客の方の流れのない場所にも関わらず、
アートを楽しむ方々が集まる場所に。
<海外事業に関して>
梶原が常駐する、UDSのグループ会社「誉都思」は、中国にて事業展開をしており、
元をたどれば、孔子・老子など、同じ思想から派生している国であるからこそ、
これから更なる発展をしていく中国は、非常にチャンスが多いのではないか。
また、中国だけではなく、ミャンマーや韓国などにもUDSが手がける物件を展開予定。
2020年の東京オリンピックだけではなく、今後も増加していく訪日外国人観光客に向け、
ホテル事業の拡大を行っていく。
2015年9月には川崎にてホステルをオープンするだけでなく、
秋葉原にあるグリッズ秋葉原の第二弾である、日本橋でのホステルなど、
拡大するニーズに応えるべく、ホテル事業を展開していく予定です。