2016年11月13日鹿児島県薩摩川内市にて、第3回「リバーフロントマルシェ」が開催されました。
2015年9月にスタートしたリバーフロントマルシェは、UDSが企画・設計・運営サポートを行う「薩摩川内市スマートハウス」の対話プログラムから誕生したイベントです。
薩摩川内市スマートハウス
コーディネイターが常駐し、次世代エネルギー技術を使った次世代の豊かな暮らし方を、新しいデザインで市民の皆さんにご提案しています。
常駐するスマートハウスコーディネイターが企画し、「対話」から未来の暮らしのきっかけにつながる「フューチャーセンタープログラム」や、実際の家としての機能を活用し「体験」を通して豊かな暮らしのアイデアを発見できる「ワークショッププログラム」を実施しています。
スマートハウスのオープンと同時に開催された「食と農業の未来」がテーマのフューチャーセンタープログラム(「未来の言葉」をつくるワークショップ)で、「おいしい野菜は川が原点」「川の家」「川の野菜バーベキュー」といった「川」に因んだ言葉が多く生まれたことから、リバーフロントマルシェの構想が始まりました。
開催3回目も「同じ川の飯を食べよう。」を合言葉に、おいしい「食」と川辺の音楽に誘われて集まった地域の皆さんは、1,000名ほど。
快晴のマルシェ日和の中、賑わいのある1日となったイベントの様子をお伝えします。
オープン直後から大盛況の「おやさいマルシェ」。
心を込めて育てられたお野菜を生産者の方から手渡しで受け取ると、思わず笑顔に。
もちろん地元の食材を使った美味しいフードもズラリ。
すぐそばを流れる川内川を眺めながら、思い思いにランチを楽しみます。
地元の理容店による「青空美容室」や、鹿児島県内の楽器製作店によるカホンワークショップなど、ユニークなショップも場ににぎわいを生んでいました。
マルシェで使用されている電気は、スマートハウスの「電気自動車」から供給。
いつでも好きな時に家でエネルギーの充電ができ、停電時や災害時にはこのように電気自動車からエネルギーを取り出すことが可能です。
リバーフロントマルシェのオリジナルグッズの販売を手伝ってくれたのは、地元の大学生の三人。
スマートハウスのご近所だという女の子は、第一回目からボランティアとしてリバーフロントマルシェを盛り上げてくれています。
そこに訪れたのは、小さな男の子。
おばあちゃんにお願いして、オリジナル缶バッジを買いに来てくれました。
中央ステージでのメインイベントは、出店されている農家さんによるトークセッション。
「マルシェで手売りを始めてから、どんな人が買い、どんな色が好まれるかを知って、畑の花がカラフルになった」と語るのは、実行委員長で、花や野菜の生産を行う「杉野園芸」の杉野孝次さん(写真右)。
一方、副実行委員長で「うっきん農園」を営む西勇輝さん(写真左)は、「地元の人が地域のものを買い、地元で生計が立てられれば、地域に還元できる。今後も開催を継続して、マルシェを通じてつながった人と地域を盛り上げたい」と話し、リバーフロントマルシェによって起きた変化や、今後について意見が交わされました。
鹿児島県出身のシンガーソングライター、コジマサトコさんによるライブも開催。
ギターの音色と透明感ある歌声に、たくさんの人が集まりました。
3回目のリバーフロントマルシェも盛りだくさんの内容で、数多くの方々に足を運んでいただきました。
お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。
これからも薩摩川内市スマートハウスでは、様々なワークショップをイベントの開催を予定しておりますので、ぜひホームページやFacebookをご覧ください。
ホームページ:http://smarthouse.jisedai-energy-satsumasendai.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/SatsumasendaiSmartHouse/