你好!
誉都思 上海の藤本です。
中国はこの2月に旧正月である春節を迎え、一年の締めくくり、そして新たなスタートの季節となります。
前回は上海オフィスについてご紹介しました。今回は上海の食事情、中でも文化の違いが大きい「早餐(朝食)」をご紹介したいと思います。
上海の朝は、出勤ラッシュから始まります。車・自転車・徒歩・地下鉄と街中を多くの人が行き交います。その出勤中、多くの人が手に食べ物の入ったビニール袋を持っていることに気づきます。なるほど、中国では朝食を通勤途中に買い、出勤後に食べるスタイルが一般的になっているようです。
今回は、街中でよく見かける朝食の中から特に人気の高いもの紹介します。
煎饼
まずは、私が一番お気に入りの朝食、煎饼。家の近くの人気店を紹介します。日本のお煎餅とは違い、中国版食事系クレープといったイメージです。薄い生地を卵と一緒に焼き上げ、そこに具材(肉や野菜)と甘辛いタレ、薬味(たくあん、ネギ、パクチー等)をのせ、パタパタと折りたたんだ後に、真ん中で2つに割り、紙袋に入れて提供されます。
中国では、日本でいう出前がかなり一般化しており、ほとんどのお店から商品を届けてもらえます。朝、外に出るのが億劫なときには、こちらで手軽に注文しています。
肉包
次に紹介するのは、肉包。日本でもおなじみの肉まんです。おにぎりのような感覚で、これを2,3個と豆乳を合わせて買って行く方が多いです。ご存じの方も多いかとは思いますが、中国はここ数年でほとんどの店舗で携帯を使った電子マネーが利用可能になり、肉まんのお店でも壁にはQRコードが貼られていました。もちろん私もこちらでスムーズに会計を。
日本で中華まんといえばコンビニですが、ここ中国でも日本のコンビニが多く進出しています。下の写真は全家(ファミリーマート)の中華まんです。ここでも朝よく購入されています。
油条、豆花
続いて、油条と豆花を紹介します。油条は揚げパンのようなもの、豆花は豆腐です。誉都思 上海オフィス近くで、毎朝行列になるお店を紹介します。
ここは夜はザリガニが食べられる飲食店なのですが、朝は下の写真のようにパン類と豆腐を売る朝食屋に変身します。
この下の写真が、油条と豆花です。この組み合わせで食べる方が多いです。豆花は、温豆腐の上に桜海老、ザーサイ、醤油、ネギなどの薬味がトッピングされていて、寒い時期にぴったりの朝食です。値段は6.5元(約110円)ほど。
ここ最近、スタイリッシュな空間で油条や豆花を提供するお店が次々と出店されています。そのニューウェーブ系朝食店のひとつ「桃园眷村tao yuan juan cun」 を紹介します。上海市内に数店舗展開しており、24時間営業のお店もあります。店先には屋台のようなキッチンカーがあり、中はおしゃれなカフェのようです。
ここでも油条や豆花をいただきました。味は大きく変わりませんが、価格は先ほどのローカル店の約3倍の22元(約374円)。現地の若い世代に話を聞くと、ローカルのお店は安いが品質にちょっと不安があり、多少高くても綺麗なお店で食材や油に気を使っているところのものを食べたいとのことです。
ここでもやはり、ワイマイ(日本でいう出前)が活発でした。
以上、上海の食事情、朝食について紹介しました。中国にいらっしゃる際は、ぜひ早起きしてバリエーション豊かな朝食を味わってみてください。
再见!